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既卒者の就職活動のはじめ方
最終更新日: 2023年5月24日
学生時代に就職活動をしていない既卒者や、長年、アルバイトをしてきた人には、
「就職活動は、何から始めたらいいの?」
と疑問に思う人が多いです。
そこで、ここでは、既卒者の就職支援を15年以上行う中で培ったノウハウを活かして、就職活動のはじめ方を分かりやすく紹介します。
しかし、就職活動に、これが一番よい方法というものはありません。
ここで、はじめ方を知ったからといって、すぐに内定がもらえるわけでもありません。
はじめ方を知った後は、自分の足と頭を使って経験をつみ、そこから学んだ教訓を次の面接に活かしていきましょう!
参考
既卒者やフリーターの立場から、就職活動をして内定をもらった先輩の体験談を掲載しています。
さまざまな職業に就職した55人の方の体験談があるので、今から就職活動をする人にも役立つはずです。
こちらもぜひチェックしてみてください。
1. 情報供給源を増やす
既卒者の立場から、就職活動を有利に進めるためには、情報供給源をできるだけたくさん用意することが大事です。
新卒者は企業がもっとも欲しがっている人材ですので、新卒者を支援する求人情報サイトは多いです。
しかし、既卒者の立場から就職活動をはじめると、急に利用できる求人サイトが減って路頭に迷います。
そのようなことに対処するために、以下の記事で、既卒者が利用できる求人サイトや就職エージェントをたくさん紹介していますので、その中から、自分に合うサービスを見つけて、情報を得ることができるようにしておきましょう。
求人サイト以外に、ハローワークにもたくさん求人がありますので、利用してみるのもよいでしょう。
しかし、求人サイトやハローワークを利用する場合、どうやって自分に合う求人を探せばよいのか迷う人がいると思います。
自分のやりたいことがはっきりと分かっている人は、その職業の求人情報を集めればよいのですが、特にこれといった、やりたいことが無いという人は多いのではないでしょうか。
このような人達は、どのようにして求人を探せばよいのでしょうか?
2. 職業適性診断を受けてみる
求人サイトや就職エージェントの中には、職業適性診断といって、自分がどのような職業に向いているのかを診断するサービスを行っているところがあります。
本屋などで売られている就職活動本の中にも、職業適性診断が行える本があります。
特にやりたいことが無いと思っている人は、まずはこのような職業適性診断を受けて、自分に向いている職業を知ることからはじめてみるとよいでしょう。
適性診断を受けると、自分の職業への適性度合いを知ることができるだけではなく、客観的に評価された自分の良いところや悪いところを知ることができる場合も多いです。
そのような情報は、面接の際に、長所や短所を聞かれた場合に利用できるので、診断結果はパソコン内に保存するか、紙に印刷して取っておくとよいでしょう。
しかし、適性診断の結果を鵜呑みにはしないように注意してください。
適性診断は、今現在の心理状態を反映した結果を出すので、少し後にやりなおしたら、違った結果が出るということが多いからです。
安易に結果を信じてその職業に就いてから、こんな仕事はしたくはなかったと言っても遅いですから、結果は判断材料の一つ程度に考えておくとよいでしょう。
それでは、適性診断を受ける以外に、自分に合った職業を知る方法はないのでしょうか?
3. どんな職業があるのかを知る
「私はやりたいことがない」こんなことを言っている人の多くが、やりたいことがないのではなくて、職業にどのようなものがあるのかを知らないことが多いです。
自分の知っている職業の範囲内で、やりたい仕事があるかどうかを判断するために、「やりたいことがない」という結果にたどり着いているようです。
よく今の時代は、目に見える仕事が少なくなったといわれます。
働いている人の多くが、サラリーマンで、その仕事の実態を知るすべはあまりないからです
そのようなことから、仕事にどのようなものがあるのかを知らない人が増えているのです。
では、どうすればよいのでしょうか?
まずは、手当たり次第に色々な職業の求人情報を見て、自分の視野を広げることがおすすめです。
狭い範囲で探すからやりたいことが見つからないのであれば、その選択範囲を広げればよいのです。
もし、やりたい仕事を見つけても就くのが難しい職業なら諦めてしまうと思うかもしれないのですが、やりたい仕事は一度見つけてしまえば、その仕事に就くための努力は案外苦にならなくなるものです。
正社員からやりたい仕事に就くのは難しいのであれば、アルバイトや派遣社員からスタートすることも可能です。
少し話がそれましたが、さまざまな職業を知ることは、就職活動に関するセミナーなどでもよくアドバイスされていることです。
狭い視野ではなく、広い視野でさまざまな仕事を見て、自分の適性を考えれば、やりたい仕事(できる仕事)が見つかると思いますよ。
4. 求人に応募する
「やりたい仕事」「できる仕事」、そのような仕事が見つかったら、次に、その職種の求人を探します。
そして、ここはよさそうだと思う企業を見つけたら、求人情報内の応募要項を詳しく見ます。
応募要項で自分が満たしていない条件がある場合は、その求人に応募してもまず内定はいただけません。
しかし、応募要件を満たしていて、採用選考に参加できる求人であるのなら、とりあえず応募してみましょう。
ここで、応募するかを考え込む人がいるのですが、まず一社目で内定をもらえる人はほとんどいないので、面接とはどのようなものなのかを知るために応募してみるくらいの気持ちでいいです。
応募の際に注意したいのは、はじめての面接で第一候補の企業には応募しないことです。
まだ、面接経験が一度もないのに、第一候補に応募しても採用されない可能性が高いので、もったいないですからね。
まずは、練習に利用してもよいと思える企業に応募しましょう。(企業側には悪いですけど、これは仕方ないので遠慮することはないです)
そのためには、はじめて面接に参加する前に、何社かをピックアップしておいて、企業に志望度の高さで順位をつけておくとよいです。
そして、ある程度就職活動に慣れた頃に、第一候補の企業の面接に参加しましょう。
参考
面接に参加する前には、履歴書を準備しなければなりません。
以下の記事で、履歴書の書き方の説明と、実際の記載例を掲載しているので、チェックしてみてください。
説明会や面接に参加する際には、以下の記事で紹介している、「路線情報」や「ビジネスホテル情報」「ネット地図」などを利用すれば便利です。
5. 面接の準備をする
さぁ、いよいよ面接です。
しかし、慌てないでください。
何の考えもなしに面接に参加しても、内定をもらえないどころか何も話せないで終わってしまいます。
アルバイトの時の面接とはまったく違うので、前もって準備が必要になってきます。
では、どのような準備が必要なのでしょうか?
まず、保存していた適性診断の結果をもう一度見直してみましょう。
その中に、自分の長所・短所に結びつく情報がないか探してみてください。
面接では、長所や短所については、必ずと言っていいほど聞かれるので、回答を用意しておくことが必要です。
適性診断の結果や友達の意見、親の意見などを参考に、長所・短所をスムーズに伝えることができるようにしておきましょう。
また、
- なぜ、その職業を選んだのか?(職業への関心)
- なぜ、この企業を選んだのか?(志望動機)
についても必ず質問されるので、対処できるようにしておきましょう。
話すのが上手な人の中には、「聞かれた時に考えて話すよ」と思う人もいるかもしれないのですが、その場で考えて内定がもらえるほど甘くないです。
何の準備もなしに話しても、上辺だけの内容だとすぐに見抜かれてしまいます。
相手は何百人という人を面接しているプロですから、それくらいはすぐに分かります。
では、完璧に回答する内容を暗記しておくとよいのでしょうか?
これも一長一短であまりよいとはいえないです。
私が就職活動を行っていた時にも、一度、回答内容を完璧に覚えて面接に参加したことがありました。
しかし、いざ面接というときに話そうと思っていたことを部分的に忘れてしまい、それ以外の内容では対処できなくなり、沈黙が続いたことがありました。
完璧に覚えてしまうと、一時一句間違えてはいけないと思ってしまい、少しでも間違えると、頭が真っ白になってしまうことがあります。
皆さんには、そのような経験をしてほしくないので、答える内容については、その場の雰囲気や質問のされ方に合わせて、ある程度柔軟に答えられるように準備しておくとよいでしょう。
面接で聞かれる質問と答え方の例については、以下の記事でさらに詳しく説明しているので、こちらもチェックしてみてください。
参考
面接に参加する際には、身だしなみも重要です。
以下の記事で、面接で好印象を与えることができる、清潔感のある服装について紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
6. いざ、面接へ
面接には、さまざまな種類があり、1対1や1対3など、自分一人と面接官数人が参加する面接と、グループ面接といって面接を受ける側が、数人の面接もあります。
自分一人で受ける面接は、マイペースで話せて得意とする人は多いのですが、グループ面接は苦戦する人が多いです。
はっきり言って、グループ面接は競争です。
一人の面接の時にはない、変な緊張感があります。
一つの質問を端の人から、順番に答えていくのですが、「他の人よりどれだけいいことを言うか」を考えすぎて、何も言えなくなる場合もあると思います。
ですが、グループ面接も慣れてくると、他人の答えは気にせずに、自分の言いたいことを、うまく伝えることができれば、それでよいということに気づきます。
他の人を意識して変わったことを言っても、よい結果につながらないということが分かってくるからです。
他人を意識するよりも、「自分の経験してきた事」「価値観」「準備してきた面接で話そうと思っていた事」を、そのまま伝えた方がよい結果につながるはずです。
これらのことは、どれだけここで説明しても、実際経験してみないと分からないと思います。
ですので、何度も面接に参加し、経験をつんで、それらを教訓として次の面接に活かすようにしてください。
7. 筆記試験の対策をする
面接以外で難関なのが、筆記試験です。
筆記試験は、企業によってさまざまな試験を用意しているので、一つ一つを取り上げて詳しく説明することはできません。
しかし、主な筆記試験にSPIがあります。
SPIという試験は、多くの企業が筆記試験に採用しており、また、その対策の本もたくさん出ています。
もし、自信が無いのであれば、対策本を買って勉強することをおすすめします。
筆記試験は面接と違って、努力次第で評価が高くなります。
新卒に比べて、既卒者は面接で不利になりがちですから、筆記試験である程度の点数を取ることができるように勉強をしておくとよいでしょう。
8. 内定がまったくもらえない
採用選考に参加しだすと、内定がなかなかもらえなくて嫌になることもあると思います。
そして、それらから逃げ出してしまいフリーターに逆戻りしてしまう人もいます。
しかし、このような時に間違った考えだけは持たないようにしたいです。
それは、「自分は既卒だから内定をもらえないのだ」という考えです。
何かがうまくいかないと、一番理由として取り上げやすいことを上げて、それのせいだといってしまうことがあります。
確かに、新卒に比べると既卒者の立場から内定をもらうことは難しいです。
しかし、数社の企業から、断られたからといって諦めてしまうのは、ただ逃げているだけに過ぎないです。
最近、採用に明るい話題が増えていますが、それでも、まだまだ採用されるのは難しいです。
新卒であっても、何十社の採用選考に参加しても内定をもらえない人もいます。
厳しい言葉になりますが、数社に断られたからといって「既卒だから」という理由で諦めることはしないようにしましょう。
もし、数十社受けて内定をもらえなかった場合は、「既卒だから」という理由を言えると思います。
しかし、就職活動は、続けていれば必ず内定はもらえます。
続けることは簡単なようで、実は、一番難しいことです。
それに耐えられる人であるならば、いずれ内定を手にすることができるはずです。
9. 内定をもらったら
内定をもらったら、まず喜んでください。(^^)
しかし、内定をもらって少し時間が経つと、不安にかられる人もいます。
内定を得た後に不安を感じてしまう、内定ブルーというものがあるからです。
内定ブルーとは、
- 「内定をもらった企業で、長い間勤めることができるのか?」
- 「この企業が、一番自分にあっているのか?」
- 「もっといい企業にも内定がもらえるんじゃないのか?」
と、さまざまなことを考えて悩んでしまうことです。
企業の中には、簡単な面接だけで、すぐに内定を出すところもあります。
内定はもらえればうれしいのですが、あっさりもらえると逆に不安になることがあります。
また、内定をもらった企業の悪い噂を聞いても不安になることがあるかと思います。
そのような場合は、絶対に一人で悩まないで、親やハローワークの相談員、企業の人事の方や、OBの方に相談するようにしてください。
また、友達にも相談してみましょう。
客観的な立場からアドバイスしてもらうことで、入社するか、しないか、を決めるためのよいアドバイスをもらえる場合があります。
しかし、ここで注意したいことがあるのですが、相談すると「せっかく内定をもらったのだから、そこに勤めたら?」といわれる可能性も高いです。
努力してもらった内定を取り消せとは、なかなか言いづらいですからね。
ですが、そのような説得を鵜呑みにして、自分では何も考えずに入社してしまうのはよくないです。
周りの意見ではなく、最後は、あくまで自分の選択で入社するか、しないかを決めるようにしましょう。
会社に入るとつらいことが山ほどあるのですが、自分で決めたことなら頑張って続けることができても、他人の説得によるものだと、それを言い訳に辞めてしまうことがあるからです。
周りの説得で企業に入社し、嫌だから辞めた場合と、自分で選択して内定を断った場合とでは、次の就職活動に挑む際のモチベーションがまったく違います。
自分で選択して、内定を断ったのであれば、次の就職活動にモチベーションの高いまま挑むことができますし、なんと言っても一度内定をもらったという自信が付いているので、次の面接からは自信をもって就職活動に取り組むことができるはずです。
ですので、他人の意見を参考にしながらも、決める時には、自分の選択で決めるようにしてください。
10. まとめ
ここまで、簡単ではありますが、就職活動のはじめ方や、就職活動初心者の人達に参考になると思うことを書かせてもらいました。
しかし、頭で理解していることと、実際に行動することは、まったく違います。
冒頭でも書いたように、自分の足と頭を使って経験をつみ、そこから学んだ教訓を次の採用選考に活かすことが一番大事です。
そして、選択をする時にはさまざまな情報を吟味し、自分の考えのもとに決断を下してください。
私の力になれることは、このサイト内でしかないのですが、質問や疑問に思うことがありましたら、掲示板に書き込んだり、メールを送ってください。
できる限り協力したいと思います。
就職活動初心者の方が、自信を持って採用選考に挑み、内定がもらえることを願っております!
以下の記事では、既卒やフリーターの人が利用している求人サイトや就職エージェントをたくさん紹介しているので、ぜひ利用してみてください。
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