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就職氷河期世代の既卒者が今就職活動を行っている
今でも既卒者の就職活動は、新卒者に比べると厳しい環境にあります。
しかし、1993年から2005年頃に学校を卒業した既卒者は、求人が非常に少なく、今ほど既卒者への支援もなかったので、就職活動で非常に苦労していました。
そういった時代に、就職した人にはアルバイトや派遣社員など非正規社員になった人も多いのですが、今の人材不足の状況を利用して正社員に就職、転職しようと努力しているようです。
就職氷河期世代が、30代後半から40代前半と高齢化している
就職氷河期世代とは、90年代中頃から2000年代中頃までに学校を卒業した人たちを指します。
1991年に起こったバブル崩壊の影響が長引いて、求人倍率が1倍を下回る(求職者1人に対して採用したい企業が1社ない状況)時代に学校を卒業した人たちで、就職活動をするのに苦労した世代です。
就職ができても派遣社員や契約社員など非正規社員としてしか働くことができず、今でも非正規社員として働き続けている人も多いです。
これらの時代に就職した世代が、今では30代後半から40代前半と高齢化してきています。
しかし、人材不足が進んで就職活動環境が好転するなか、氷河期世代の人たちが、正社員を目指して積極的に就職、転職活動を行いはじめています。
企業が採用を増やそうとするなか、かつての「就職氷河期世代」が正社員への道を探っている。本人も親も年を取り「最後のチャンス」という危機感がある。
朝日新聞より引用
新聞記事にもあるように親世代も高齢化しており、70歳前後に入ってきている人も多いです。
こういった高齢の親を抱えている氷河期世代は、正社員になって親を早く安心させてあげたいでしょうし、近い将来に介護が必要になる可能性もあることから、正社員として働いて少しでもたくわえを増やしておきたいという考えもあるはずです。
また、今の晩婚化の原因の一つとして就職氷河期世代があげられることがありますが、40代前半は結婚や出産を考えるうえでも最後のチャンスといえるのかもしれません。
この世代の抱える問題は、社会全体がかかえている問題とも共通する部分が非常に多いことから、これらの人の正社員就職を支援することが非常に重要になっています。
30代後半から40代の就職、転職は厳しい
就職氷河期世代の正社員就職を支援することの重要性は、30代後半以降の転職が厳しいことからも分かります。
35歳が転職の限界であるという「35歳転職限界説」があるくらい、それ以降の年齢での転職は日本では難しい環境にあります。
最近では、35歳以降に転職をする人も増えつつあり、企業側も年齢が高くても優秀な人であれば採用する傾向もあります。
しかし、あくまでも経験や知識、技術が年齢に伴っているということが条件になっていることも多いことから、非正規社員を長く続けてきて技術があまり身についていない氷河期世代の人たちの転職は難しくなりがちです。
また、年功序列企業の場合、年齢に応じて給与額が増えていくことが多いことから、年齢が高い氷河期世代にも高額の給与を支払わなければならないので敬遠されてしまいます。
これらの人が正社員就職を実現できず非正規社員として働き続けることになれば、将来生活保護を受給する可能性も出てくるなど社会全体の負担も増えることになるかもしれません。
国、企業、社会全体でこれらの世代の就職、転職を支援していくことが今求められているはずです。
まとめ
当サイトは、私が2005年に既卒になったことから運営をはじめたのですが、私がこのサイトで支援してきた人たちも就職氷河期世代だったのでしょう。
当サイトの情報を利用してたくさんの方が就職を実現していきましたが、中々就職できなかったり、非正規社員にしかなれなかった人も多いのかもしれません。
これらの正社員になれなかった人たちを支援する上で今は非常に重要な時期にあるようです。
当サイトも、これらの世代の人向けの情報を今後も発信し続けていこうと思います。
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