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そもそも就職はしなければならないのか?
当サイト訪問者には、積極的に就職活動を行っている人もいれば、まだ就職活動に踏み込めていない人もいます。
中には、「そもそも就職なんてしなければならないのか?」と考えている人もいるかもしれません。
就職って絶対にしなければならないものなのでしょうか?
就職は、必要が無ければしなくてもよい
一般的なアドバイスをするなら、「就職するのは、あたりまえじゃないか!」ということになるのだと思います。
学校を出たのなら、就職して一人前の大人になることが、誰からも期待されていることだからです。
また、無職の状態で生活ができているということは、親に面倒を見てもらっているということだと思うので、その点でも、早く就職して自立することが期待されます。
しかし、就職をしていないからといって、他人に迷惑がかかるわけではないですし、親の期待に応えるために就職するというのも違う、と思う人もいることでしょう。
そのように考えるのであるのならば、無理に就職をしなければならないと考える必要はないでしょう。
しかし、こういった就職することに中々意味を見いだせない人も、時間が経てば就職することに納得する時がやってくるはずです。
どうして、就職することに納得するようになるのかについても説明していこうと思います。
大人になると、誰もやらなければならないことを与えてくれない
皆さんの中には、まだ学校を卒業して間もない人も多いかと思います。
学生時代を振り返ってみると、勉強や部活、遊びや趣味、習い事と忙しくしていた人も多いかもしれません。
こういった経験をされてきた人は、「世の中にはやらなければならないことがあふれている」と考えて、就職活動も「やらなければならないことの一つ」だと感じ、面倒に思っているかもしれません。
確かに、学校を卒業してすぐに就職をし、そのまま定年まで働き続けた人には、世の中には、やらなければならないことがあふれている、と考えている人もいます。
しかし、実際には、大人になると自分が動かない限り、やらなければならないことは、何一つ用意されないのです。
- 学校では勉強すべきことがたくさん与えられますが、大人になると、自ら就職活動をして仕事を見つけなければ誰も仕事を与えてくれません。
- 体育の時間に無理やり体を動かされていたとしても、大人になると自らジムに行くなどしなければ、誰も運動をしろとはいいません。
- 友人と遊ぶことや、同僚との付き合いなども、自ら積極的に関わることをしなければ誰も無理に遊べとはいいません。
このように、「やらなければならないこと」と考えていることの多くが、実は「自分でやるか、やらないかを選ぶこと」なのです。
多くの人は、こんなことを知る前に、卒業とともに働きだしたり、お金が必要になり仕方なしに就職していきますが、実際はすべて自分の選択次第です。
つまり、既卒になってから、やるか、やらないかの選択が迫られた時に、やらないことを選び続けていると、本当に何一つやることがなくなって、つまらないと感じることが多くなるはずです。
そうやって、つまらないと感じた時に、就職することに納得する人は多いと思います。
このような形で就職することに納得してから動き出すのも良いですが、やはり、早く就職活動ははじめた方がよいことが多いです。
そのことについても紹介していこうと思います。
若い間は試行錯誤できる
就職活動を早くはじめた方がよい理由は、「若い人を採用したい企業は多いので、良い企業に就職できる可能性が高い」ということがあります。
この理由も非常に大事なことなのですが、早く就職した方がよい理由はそれだけではありません。
その他の理由として、「早く就職した方が、色々と試行錯誤できる」ということがあります。
大人になっても、趣味や遊びを大事だと考えている人はいますが、やはり仕事に費やす時間が最も長くなるはずです。
つまり、仕事が充実しているかどうかということが、大人にとっては最も重要なことであるといえるでしょう。
しかし、仕事が充実するかどうかは、実際に仕事をしなければわからないですし、もし合わない仕事であったのなら、他の仕事に転職する必要があるかもしれません。
こういった試行錯誤は、就職前に行うのは難しいので、実際に就職してみてはじめて行えることなのですよね。
今現在、「なぜ就職しなければならないのか?」と考えて、やりたいことがない人も、そこで立ち止まっていても何も分からないままですし、例えば放浪の旅に出たとしても、やりたいと思える仕事に出会える可能性は低いはずです。
ですので、とりあえず興味のあることに関係する仕事をはじめてしまうと、その仕事があうのか、合わないのかがわかるはずです。
もし、合わないのであれば、若い間でしたら2度3度転職したとしても問題にならないので、他の仕事を再度探すこともできます。
そうやって試行錯誤をしている内に、自分がやりたいことや、やるべきことが、見つかるかもしれません。
こういった試行錯誤は、ある意味で若い人に与えられた特権と言えると思います。
ですので、できるだけ早く就職した方が、試行錯誤する時間も長く与えられることになります。
さすがに30代後半など、高齢になってから、こんなことをしていたら将来が心配になりますからね。
ですので、「なぜ就職しなければならないのだ?」と疑問に思っている若い人は、20代を試行錯誤する期間として考えると、就職する意味を見いだせるのではないでしょうか。
予想以上に多くの人が試行錯誤している
日本では終身雇用が一般的で、一度勤めた企業で働き続けることが当たり前と考えている人もいるかもしれません。
しかし、実際は、七五三といわれる、中卒で7割、高卒で5割、大卒で3割の人が就職して3年以内に離職しているのです。
出典:七五三現象
あまり知られていないために、皆が一生同じ企業で働かなければならないと勘違いしていますが、実際は多くの人が若い間に試行錯誤をしているようです。
ですので、就職をする理由が「試行錯誤する」ということであっても、まったく特別なことではないです。
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