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既卒者の面接対策
就職活動の中で、最も重要なのが面接です。
面接のでき次第で採用、不採用が決まるといっても過言ではないので、しっかり対策をしておく必要があります。
ここでは、「面接での印象を良くする方法」や、「面接でよく聞かれる質問」「質問への答え方や回答例」などについて解説していくので参考にしてみてください。
面接では第一印象が重要!
面接対策を行う場合、面接官の質問に、どのように答えるかについて考えている人は多いです。
しかし、面接では、答える内容よりも、見た目や態度、話し方など、第一印象の方が重要だといわれます。
第一印象がよいと、その後に話す内容もよく聞こえることが多いのです。
ですので、第一印象をよくすることが、面接での高評価をもらうために、とても大事だと思って対策しておく必要があります。
では、第一印象を良くするにはどうすれば良いのでしょうか?
基本ではあるのですが非常に重要なのが、挨拶をしっかりするということです。
皆さんの中には、「おとなしい性格だから」「恥ずかしい」ということで、挨拶をしっかりできない人が意外と多いのではないでしょうか。
しかし、やるべきことは何も難しいことはなく、しっかり挨拶をするようにするだけでいいのですから、ぜひ今日から取り入れていきましょう。
「普段の自分と違うことをしても意味がないのでは」と思う人もいるかもしれないのですが、普段の自分では面接でうまくいかないなら、そこを訂正していく姿勢が大切です。
社会に出ると、社会でうまくやっていくための動作を身に付けなければなりません。
内定を頂いてから研修でビジネスマナーを教わっている時に、「それは、普段の私とは違うからできません」とは誰も言いませんよね。
それなら、面接の段階から、相手に印象のよいと思われる動作をすればよいのではないでしょうか。
ある意味、はじめは演じるぐらいの気持ちでよいと思います。
はじめは、演じているつもりであっても、何度も繰り返す内にそれらが習慣になり、自然なものになっていきます。
ですので、普段の自分はとりあえず横に置いておいて、印象の良い自分を演じることからはじめましょう。
第一印象は特に重要なので、挨拶から椅子に座るまでを大切にしてください。
面接を受ける姿勢も見られている
面接がはじまって、話しはじめると、いつの間にか椅子に座っている姿勢が横柄なものになっていることがあります。
姿勢が悪いと相手に悪い印象を与えるので、面接の間は座り方も常に意識しておく必要があります。
そして、何より大切なことは、相手の話を熱心に聞き、それに対して的確な答えを返すということです。
普段、人と喋っている時でも、相手が自分の話を熱心に聞いてくれると好意的な印象を受けますよね。
それは、面接官も同じですので、面接官の話すことは聞き逃さないようにしましょう。
そして、熱心に話を聞いていると、面接官が何を聞きたいと思っているのかをしっかり把握することができます。
そうすると、面接官の質問に的確に答えることができます。
面接官の質問をあまり熱心に聞いていなくて、聞き返したり、まったく関係のない回答をしては、印象がよくないです。
グループ面接のような複数人で面接を受ける場合には、自分以外の面接を受けている人の話も熱心に聞くようにしましょう。
それらから派生した質問が自分にされる可能性もありますし、自分以外の面接を受けている人の話を熱心に聞いている姿勢は、面接官に好印象を与えるからです。
案外、自分以外の人が質問されている時にリラックスしていることは多くないでしょうか?
しかし、面接官は自分の目の前で見ているのですから、そういった姿勢もきっちりチェックしています。
ここは、忘れがちですので注意してください。
私が就職活動をしていた時には、グループ面接で、他の人が喋っている時に、常に相槌を打って聞いているという姿勢をアピールするようにしていました。
「そこまでするのか?」
と思われるかもしれませんが、これは結構良い印象を与えるので、ぜひ皆さんも取り入れてみてください。
面接でよく聞かれる3つの質問
面接の第一印象や姿勢が大事だとしても、質問に対する答えの内容が印象に残らないものでは、意味がありません。
これ以降は、面接でよく質問される内容についてお話していきます。
面接では、3つの質問に的確に答えられるようになっていれば、他の質問でも何とかやっていけるはずです。
この3つの質問は、「就職活動のはじめ方」でも書いたのですが、
- 「長所・短所」
- 「なぜこの企業を選んだのか?」
- 「なぜこの職種なのか?」
という質問です。
この3つの質問は、確実に聞かれる質問であり、面接官が一番確認しておきたいことでもあるので、前もって答える内容を準備しておく必要があります。
長所・短所についての質問
長所について答えるには
3つの質問の中でも、長所について答えるタイミングは、自分をアピールする最大のチャンスなので入念に準備しておくことが必要です。
でも、あれこれとたくさん長所をあげても面接官に「本当?」と思われてしまうので、長所を一つ取り上げて、そのことに関する具体的なエピソードを説明すればいいでしょう。
例えば、「途中で投げ出さない」という長所を上げ、部活を長く続けたことや、アルバイトを同じところで数年続けたといったことをエピソードとしてあげるといった感じです。
長所を端的に述べて、エピソードをできるだけ具体的に説明し、長所を証明するくらいの気持ちで答えればよいでしょう。
長所もあまり深く考えると、なかなか思いつかないのですが、「長所はなにか?」と考えて、一番に思いついたことでよいです。
後は、それを証明するエピソードさえあればよいのです。
一つだけ例を上げておくと、
私の長所は、実行力があるところです。
予定や目標を決めて、率先して計画を立てて実行していくことが得意です。
学生時代に所属していた野球部では、大会での優勝を目指して、練習メニューを組み立てたり、練習試合の日程を決めて、チームを優勝へと導きました。
事前にきっちり準備をすることで、結果に結びつけることができたと思っています。
といったような形で答えるとよいでしょう。
短所について答えるには
短所について答える場合は、絶対に真実をそのまま述べてはいけません。
人間は不完全な生き物なのですから、短所を上げようと思えばいくらでもいえます。
しかし、それをそのままいってしまっては、面接に通ることは絶対に無理ですよね。
短所については、短所の中でも長所に近いものを選んで伝えるようにしましょう。
例を上げると
私の短所は、一つのことを始めると、集中しすぎて時間も忘れて続けていることがあります。
っといったものです。
「これって、短所?」と思えるくらい、長所にもとらえられますよね。
もう少し、短所について答える際にプラスするなら、「これからは~していこうと思います」というように、短所を述べた後に改善していくことを述べるのもいいでしょう。
私の短所は、心配性なところです。
コンビニのアルバイトをしていた時には、業者に発注する商品や数量を確認していても、本当に大丈夫だったかと心配になり何度も確認していました。
確認することでミスは未然に防げましたが、次の行動までに時間がかかることがあったので、チェックリストを作り確認作業を効率化していました。
この例も、短所にも聞こえますが、ミスが少ないなど長所にとらえることもできます。
また、改善する努力をしていることで、より短所としてとらえにくくしています。
短所について答える際には、面接官が答えを聞いたとしても、深刻にとらえるような答えではなく、簡単にさらっと流してくれるように答えるのがポイントです。
しかし、嘘をつくのだけはやめてください。
短所を述べている時にさらに深くつっこまれて、それ以上答えられなくなっては意味がないですからね。
長所も短所も、本当のことを述べるのですが、あくまで面接官の受ける印象に配慮した回答をするとよいでしょう。
「なぜこの企業なのか?」志望動機の質問
では、次に「なぜこの企業なのか?」といった志望動機に関する質問について説明していきます。
この質問に答える際には、企業にどれぐらいの興味、関心、思い入れがあるのかを説明できればよいです。
こういった質問をするのは、「直ぐにやめたりはしないか」を確認するためです。
興味や、関心、思い入れがあれば、つらいことがあっても続けていく可能性が高いですから、そこを詳しく説明していく必要があります。
「なぜこの企業なのか?」についての答えを考える際には、まず企業のパンフレットやホームページをできるだけチェックして、企業の長所や短所を見つけると答えやすくなります。
就職活動を始めると、たくさんの企業の選考に参加するため企業研究を怠りがちになります。
しかし、それでは、よい志望動機を伝えられなくて評価を得るのが難しいです。
面倒であっても、1社、1社、きっちり企業研究をして、「なぜこの企業なのか?」について的確に答えられるようにした方が、早く内定を得られるはずです。
ですので、きっちり下準備をしておきましょう。
しかし、企業研究をして企業の長所や短所が分かったところで、「なぜこの企業なのか?」という質問に答えるのは難しいですよね。
企業に対する思い入れ、なんてほとんどの人がないですからね。(ある人はアピール材料になるので利用しない手はないです)
それなら、もうちょっと感情移入の弱い、興味や関心について詳しく説明するようにすればよいのです。
その企業の採用選考に参加するということは、少なからず興味や関心があってのことだと思います。
商品に興味があったり、社風が気にいったであったり、学生時代の研究と関連しているからであったりと、ちょっとしたことでも興味や関心を伝えるには申し分のないものです。
それらのことをさらに企業の長所と結び付けられれば、企業側は長所を褒められると嬉しいですし、さらに、それらに関心があるとなれば好印象に間違いないです。
逆に短所と結びつけて、改善策を打ち立てるという方法もあります。(短所をあげると機嫌を損ねる面接官もいるかもしれないので、注意した方がいいかもしれませんが)
これらの組み合わせは数え切れないぐらいの数あります。
しかし、ここでもあまりたくさんのことを述べるのではなく、1つか2つを取り上げて、それについて詳しく話すようにすればいいでしょう。
一つだけ例を上げると、
私は、中学の時に両親と祖父母の2世帯で同居することになり、何社かの住宅展示場をまわりました。
御社の住宅展示場で、住まいに関する細かな提案や、具体的なシュミレーションをしていただいたので、世代を問わずに快適に住める理想的な家を見つけることができました。
このように顧客に寄り添った仕事ができる会社に勤めたいと思い、御社を志望しました。
といった形で答えるとよいでしょう。
「なぜこの職種なのか?」職種への志望度の質問
この質問で、面接官が聞きたいことは、職種に対する興味、関心、思い入れです。
職種を選ぶ際には、選んだ理由があるのでしょうから、それを素直に伝えればよいでしょう。
しかし、職種については、その職種を選んだ理由だけでなく、ある程度その職種に関しての知識を持っているかを聞かれるはずです。
- 「この職種ではどういった仕事をするのか?」
- 「この職種になるために今までどんな勉強をしてきたのか?」
などです。
これらの質問では、その職種に対する興味や関心だけでなく、その職種に関する知識を身につけているのか(身につける努力をしていているのか)、ということを聞いています。
興味、関心から一歩進んで、その職種になるための努力(行動)をしているかが問われています。
企業は、ただ興味がありましたという人よりも、すでに勉強を始めている人の方が、志望度が高いと判断して採用したいと思います。
また、学生時代やアルバイトで経験したことが、正社員として仕事をはじめてから活かせるということがあるのでしたら、そのことを伝えることで評価を上げることができます。
営業職で一つだけ例を上げると、
営業職は、お客様の必要としている商品を把握して、商品の魅力を伝え、購入してもらう仕事だと思います。
営業職の経験はないのですが、アルバイトとして販売職を3年ほど行ってきたので、その中でお客さんが何を必要としているのか考え、商品を提案することが何度もありましたので、営業の仕事でも経験を活かせると思います。
また、営業職は、努力次第で、成果を評価してもらえるやりがいのある職種ですので、そういった点にも魅力を感じ営業職を志望しています。
まとめ
面接はよく、商品を売り込むことに例えられます。
もし、皆さんが商品を売り込もうと思うとどうするでしょうか。
商品がよく見える写真を用意したり、商品知識を増やして詳しく説明したり、相手企業の状態を把握してこの商品を使えば役に立ちますよ、というようなことを話すのではないでしょうか。
しかし、自分を売り込む時になると、これらのことをできない人が多いです。
まず、自分をありのままさらけ出すという考え方はやめた方がよいでしょう。
しかし、いつわりの自分を作るのではなく、ありのままの自分を面接官の印象に配慮して修飾する、というくらいの考えで面接にのぞめばいいのではないでしょうか。
これらを意識して、3つの質問に対する答えを用意しておけば、他の質問がされても、それらの応用で答えられる場合が多いはずです。
最低でも、この3つの質問には、きっちり、そして柔軟に答えられるようにしておくとよいでしょう。
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