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ITパスポート資格受験体験談
注:私がこの資格を取得したときには、ITパスポート資格ではなく初級システムアドミニストレータと呼ばれていました。
以下、初級システムアドミニストレータをITパスポート資格と読み替えてください。
初級システムアドミニストレータ(後、初級シスアド)の資格をよく知らない人は、プログラミングの知識が必要だったり、コンピュータの深い知識がいるのではと勘違いされている方が多いのではないでしょうか?
しかし、私が受けてみた感想は、コンピュータの知識も広く浅く扱う資格といった印象です。
それもそのはずで、この初級シスアドはコンピュータの利用者側から、コンピュータを使えば業務がこんなに楽になりますという事を、経営者などに提案するための資格だからです。
例えば、書類が山ほどあって、管理に困っているような場合に、この資格を持っている人がコンピュータの導入を提案するといった感じです。
そんな事は、この資格を持っていなくてもできると思われるかもしれませんが、営業や経理を専門としている人は、書類をコンピュータで速く処理する事よりも、自分の仕事を早くこなす事で手一杯な事がほとんどです。
また、コンピュータの知識をまったく持っていない場合にはそのような提案さえ思い浮かびません。
つまり、初級シスアド資格を取るという事は、コンピュータという新たな視点を持つ事で、今まで当然だと思われていた業務の形を、より効率よく行えるようにする提案ができるようになるという事です。
少し話はそれるのですが、就職する前に資格を取得する場合、経理を目指している人は、簿記や会計の知識を身に付けようとし、営業を目指す人であればコミュニケーション能力を身に付けるといったように、自分の最も必要とする知識を身に付けようとしますよね。
でも実際、面接などでそれらの知識や能力があるとアピールしても、他の同じ職種を目指す人も同じような知識や能力を持っている場合が多く、自分を差別化することができないと思います。
ですので、営業や会計などを目指している方でも、初級シスアドの資格を取れば、コンピュータの視点から仕事を見れるようになりますし、面接の際でも自分を差別化させることができ、面接を有利に運ぶ事ができるようになると思います。
個人的に思うことですが、既卒の立場になった以上他人と同じ事をやっていては、絶対に新卒の人たちには勝てないと思います。
しかし、既卒者には良くも悪くも時間はあります。
その時間をうまく使い、自分を差別化させることが重要なのではないでしょうか?
その一つの方法に、自分のなりたい職種に必要な知識とは、ちょっとそれた知識を身に付けることがあげられると思います。
コンピュータの知識は今最も必要な知識でもありますし、コンピュータ関係の職種じゃない人が、初級シスアドの資格を持っていれば、面接のときだけでなく仕事を始めてからも必ず役に立つと思います。
どうでしょうか?
かなり長々と書いてしまいましたが、やる気になりましたでしょうか?
私はコンピュータ関係の仕事を目指しているのでこの資格はある意味持っていても当然と言った感じです。
しかし、他の職種を目指す方にはぜひこの資格を取ることを考えてもらいたいです。
仕事を始めれば他の人と同じで、自分の職種の知識を身に付ける事に追われるようになるでしょう。
ですので、ある意味、今が自分の視野を広げる最後のチャンスなのかもしれませんよね。^^;
ITパスポート資格取得体験談
前置きがかなり長くなりましたが、ここから私の初級シスアド資格取得の体験記を書こうと思います。
え~と、私はこの資格を大学に通っている間に取りました。
大学も情報処理関係の大学だったので結構この資格取得者はいました。
しかし、私ははっきりいって大学でまともに授業を聞いていたという事がなく、情報処理関係の知識はこれっぽっちもなかったと思います。
しかし、このまま大学を卒業してしまう事にかなり危機感を持っていました。
うん百万円親にお金を払わしておいて何の知識もつかなかったなんて・・・それではだめと思っていたんでしょうね。
と、ここからも分かるように、私も一からのスタートでした。そして約2.5ヶ月の勉強で取る事ができました。
ここで使った教材をちょっとだけ紹介します。
っと言ってもどこでも売っているものなのですけどね。
午前はITパスポート試験合格教本技術評論社を使いました。
まぁこの教材は定番中の定番と言えるかもしれません。
基本的に私は、大きなものに巻かれる主義なので、大手とか定番とか売れ筋とかそういうものに弱いですから
で、午後なのですが私は、参考書ではなくいきなり問題集から始めました。
なぜ午後は問題集から始めたかと言うと、午後は午前の知識を使った文章問題で、問題をいくつも解く事が重要だと思ったからです。
実際問題集から始めても、午前の知識がちゃんと身に付いていたのでまったく問題なく午後の試験問題に入る事ができました。
後、これらの仕上げで過去問のテキストを買ったのですが、残念ながら捨ててしまったようで、今手元に無いので紹介できません。
たぶんこれも同じ出版社のものだったと思います。
私はこれだけで、合格できましたが、不安だと思う方は午後の参考書も買ってもいいかと思います。
これも、定番の本でいいでしょう。
で、ここで重要な事なのですが、買った本を信じきるという事です。
多くの人が買った本を最後まで信じれないで、いろんな本を買い、結局一冊も最後までやることなく試験に挑む事になっています。(あまりによくない本だった場合は早く見切りをつけるべきですが)
はっきりいってこれは、お金と時間の無駄ですよね。
買った本を最後まで、しかも2度、3度繰り返す事が一番手っ取り早く効率の良い勉強方法ですよね。
それともう一つは、どんなに難しい内容のものであっても、勉強の仕方は、覚える→練習問題を解くの二つだけです。
そんなこと分かっていると言う人でも、難しい問題にぶつかると何か他にいい勉強方法があるんじゃないかな~といらぬ事を考えて時間を潰してしまっています。(私もその一人でしたが・・・)
でも、勉強はこの覚える→練習問題を解くの二つしかない事に気づいてからは余計な事を考える事もなくなり、効率よく勉強できるようになりました。
では、ここから勉強方法です。
私の勉強方法は、めちゃめちゃシンプルで、覚えるを三回繰り返し、後は練習問題を解くです。(私が学生のころに「こいつ頭いいな」と思った人は大概この方法で勉強していました)
こういう風に、始めに勉強方法を決めておくと、予定を立てやすいので効率よく勉強できます。
後は、本を信じるように、この勉強方法を信じる事です。
勉強方法も途中で変えると、また余計な時間を使う事になりますからね。
一回目の覚えるは、はっきりいって本読みです。
一個ずつきっちり覚えようとすると、全体を通してからでないと分かりにくい内容の所で、むだに時間を取られてしまうからです。
全体を通してみると、分からなかったところが分かるようになった経験ってよくありますよね。
で、二回目は黄色のマーカーペンで線を引くです。
重要だと思うところはほとんど引きます。
この段階で、覚えていない所があってもいいのですけれど、理解できない所をなくしておくことが大切です。
もうすでに全体を通して見ているのに、理解できないって事は放っておけばずっと理解できないということだからです。
ここまでの作業が大変な分、3回目はかなり楽になります。
二回目で重要なところのほとんどに線が引けているので、そこを中心に見るようになりますし、理解する作業も2回目で終わっているので後は覚えるだけですからね。
覚えると言っても3回見ている間にかなり自然に覚えていると思いますし、後の練習問題で完璧にする事も出来ます。
どうでしょう?しんどそ~と思ったでしょうか?
でも、これだけすれば確実に合格できるという指針を持っていると、持っていないときよりかなり楽ですよ。
指針を持っていないと、あれこれと勉強方法を考えて余計な時間を使いますし、新しい方法を考えるというのは、既存のものをつかうより疲れますからね。
私達は、確実な方法を知ったのですから、後は、覚える→練習問題を解くを繰り返すだけなんです。
あ、それに付け加えて、2回目の覚えるで理解できない所があったときは、ネットで調べるか、本屋で別の本の立ち読みをすることです。
この時に分からない所がどこで、なぜ分からないかをちゃんと調べてから、ネットなり、本屋で調べたほうがいいです。
大概の人がこの段階で新しい本を買うのだと思います。
ですが、分からない所をきっちり調べておいてから本屋で調べると、そこだけを調べるだけですむので買う必要はなくなりますよね。
もし、それでも分からなかったら、本を買っても分からない可能性は高いです。
その場合は良く知っている人なり、ネットで質問をするなりしたほうがいいと思います。(私には聞かないでくださいね。教えるのはあまり得意じゃないので)
あれ?体験記を書くはずだったのに、勉強方法をかいてるし・・・・・
まぁ~こんな感じで私は初級シスアドの資格をとりました。^^v
受験手引き
試験は春と秋の2回実施
- 試験実施時期:4月第3日曜日、10月第3日曜日
- 試験の公示:12月中旬、6月中旬
- 願書受付期間:1月上旬~2月上旬、7月上旬~8月上旬
- 合格発表日:5月下旬、11月下旬
試験の時間割と試験方法
- 午前の試験:9:30~12:00 多義選択式 80問中80問
- 午後の試験:13:00~15:30 多義選択式 7問中7問
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